FC2ブログ

透析に至る前の不思議な出会い

長い小休止になりましたがこれから本題に戻ります。
実はこれから血液透析導入前にある人達との出会いが出てきます。
多分その人達との出会いは何か意味がある、必然性がある出会いであったかもしれません。

1999年は体重(75kg)が増えてきまして血圧の上昇、貧血、内臓に脂肪がベッタリで
さらには睡眠時無呼吸症候群まで問題が起こっていました。
ですから昼間の時間帯に突然眠気が襲ってきたり、疲れがひどく集中力が続かない状態に
なります。

社員にはもちろん誰にもこの様な状況は話しておりませんが、私の顔色をみるとかなり
具合が悪いと思っていたようです。

ですから社長として分刻みスケジュールはこなしてきましたが、この職務は近い将来
別の人にバトンタッチすることも考え始めました。

担当の医師からは、この様な状態での検査結果がますます悪くなって
血液透析までの時間がそれほど遠くないと告げられたのです。
クレアチニンの数字が二桁になってしまいました。(正常値:0.69-1.06mg/dl)
さらにカリウム(K)、リン(IP)の値も正常値をはるかに超えました。
腎臓の組織が壊れているために身体にとって大事な栄養素もおしっこと一緒に
体外に出てしまうのです。ですから身体はますます疲れてきます。
ですが精神的な気力だけはありました。

自分でもこの状態では来年(2000年)には血液透析は仕方ないと腹をくくりました。

その頃体調がどんどん悪くなっていた時期にある人のことを思い出しました。

その人は若くして(40代後半)膵臓癌で亡くなってしまったのです。
彼はインテルの販売代理店で最大の売り上げ規模をもつ会社の松本支店長として
活躍をしておりました。
私も公私共に仲が良かった関係でゴルフをしたり彼の客先を一緒に訪問しましたが、
ある日から会社に出社しなくなりました。
どなたに聞いても詳しい説明がありません。

ところが何ヶ月かたったある日、彼から電話がありました。
体調が悪く病院に通っているとのことでしたが、また会社を休むようになり
また連絡がつかなくなりました。

その年12月に彼から電話がありました。家からです。
「今日は調子が良く気分もいいので傳田さんから送って頂いた蟹を食べました。」 
とても美味しかったと言ってくれました。
彼にはお世話になっていたのでお歳暮として蟹を送ったのです。

そして彼は今まで何も私に説明してこなかったことを詫び、本当のことを話し始めました。

「実は膵臓癌でずっと病院に通ったり入院してましたが現在は家に帰ってきました。」
と言うのです。
その彼は3ヶ月後に天国に召されました。 
あれほど元気だった人が病気で亡くなってしまったのです。  
とても悲しいことでした。

人の一生ってなんだろう? 今まで送ってきた人生ってなんだろう? 
何故ご両親より先に旅立ってしまったのだろう。

考えてばかりでした。

当時の自分に当てはめ、この体調の悪さを考えると時々自分にも起こりえることでは
ないかとも考えました。

さて1999年9月頃だったと思いますが、秘書から「傳田さんに加藤さんという女性から
電話がありました。」と言われました。   昔インテルで経理の仕事をしていて、現在
旦那さん(アメリカ人公使)の仕事の都合で沖縄に海外から一緒に赴任してきたそうです。
驚きました。 彼女はアメリカ人外交官の奥さんになっていました。  
私のことを新聞で読んで電話したようです。

旦那さんは、翌年日本で開かれる2000年7月の沖縄サミットにアメリカ側の担当として
沖縄に来て、一緒に那覇市内にお住まいとのことでした。

その時はそれで終わりましたが、まさか偶然というか必然なのか、彼女と旦那さんに
あの広い沖縄で全くの打ち合わせもなく、2000年2月始めにサミット開催ホテルで
偶然も偶然、劇的に再会したのです。

ただ驚くばかりです。

なんで私がその時期に沖縄にいて、どうして相手、加藤夫婦と出会ったのか?
この必然性の意味するところは?

そこに至る経緯は次回にします。


プロフィール

傳田 信行(Nobuyuki Denda)

Author:傳田 信行(Nobuyuki Denda)
1971年インテル日本法人(インテルコーポレーション日本支社)入社、1976年インテルジャパン株式会社が設立、インテルジャパンの社員第一号となる。
1993年アメリカ本社副社長に就任し兼務となる。
1997年、インテル株式会社代表取締役社長に就任。
2001年3月代表取締役会長を退任。
2001年7月傳田アソシエイツ株式会社設立、代表取締役に就任。

30年に及ぶインテルでの経験をもとにベンチャー育成及び投資、コンサルティング活動、また学生や企業幹部に向けて「ビジネスの起こし方」、「人生の生き方」、「リーダーシップ」、「インテルの経営手法」といった講義・ビジネスセミナーも多数行い、現在に至る。

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
JST
最新記事
RSSリンクの表示
検索フォーム
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

メールフォーム
ブログの感想、傳田信行へのメッセージなど、こちらからお願い致します。

お名前:
メール:
件名:
本文:

リンク