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いよいよ腎臓移植に向けて

透析も順調に進んだ2007年5月28日は私にとって最大最高の日になりました。
私に腎臓を提供するドナーから腎臓を提供する旨の連絡ありました。
これは生体腎移植といわれ多くは親、兄弟等身内の人から腎臓の
提供を受けて当人に移植をすることです。

透析当初はいずれ腎臓移植をしたいと考えておりましたので(社)日本
臓器移植ネットワークに移植希望の登録をしました。
当時でも登録者は1-2万人いました。
自分の体にマッチングできるドナーが見つかると電話で呼ばれますから
なにをさておいても病院に駆けつけないと移植は受けられません。
でも私にはついに臓器移植ネットワークから電話がくることは
ありませんでした。

ですから今回ドナーとして身内の者が家族で検討した結果、自身の
腎臓を提供する決断をしてくれたことにとても感謝しました。

ドナーが決まったことを担当医師の二つ山先生に話しましたらとても喜んでくれまして
先生(東京女子医大出身)からは東京女子医大泌尿器科の田邉教授を紹介され
初診の日が2007年7月4日に決まりました。

当日はドナーと私が受付けをして田邉教授との面談を待合室で待ちましたが
とにかく患者さんが多くて時間がきても一向に順番が来ません。

以後いつも予約をしますが時間通り診察が始まったことはありませんでした。
とにかく患者さんが多いのです。

田邉教授は腎臓移植では有名でしかも手術の腕は最高の先生ですから
移植を希望する人達が大勢受診にきていました。

やっと夕方に近い時間に呼ばれて部屋に入りまして田邉教授と顔を
合わせました。 瞬間、「あっ、この先生なら信頼出来る」と思ったのです。
先生は白い繊細な手をしていて常に手術をしていることを伺わせました。

先生は黒革の手帳を見せながら2年先まで移植手術の予定(実際に
手術する患者さんの名前が書いてありました)が決まっていて
その手術をする前段階として我々二人にはこれからは検査、検査が続くことになりますと
説明がありました。

仮に検査で合格しても手術は早くても2年後になるわけです。

とにかく他人の臓器が私の体に移植されるわけですからあらゆる検査をして
その適合性をチェックしていくわけです。

移植された臓器がもともと自分の臓器や遺伝子などによって「自分の
臓器ではない」と判断されると免疫細胞によって攻撃を受けてしまい移植された
臓器自身が壊れてしまいます。

検査はその後移植手術するまで何回もおこなわれました。
回数まで覚えられないほどの検査をしました。

ドナーとの血液検査による相性の検査ではかなりの部分で
合致することが多く問題は無いだろうとの結論でした。

しかし他の検査では頭からつま先までがん細胞一つでも発見されたり
心臓等に疾患がありますと手術は出来ないことになります。

私には、そうです、心臓の疾患があるのです。
心臓弁膜症でした。 心臓エコーで画像をみますとハッキリと
血液の逆流が見えました。 逆流した血液は赤い色で見えますから
どの程度逆流しているか良くわかりました。

移植手術は心臓に大変な負荷をかけますから心臓疾患があると
基本的には移植手術はできませんから、先に心臓の手術をするかは
今後の検査の推移をみまもることになりました。

ですからその当時私の腎臓移植の手術の予定は田邉教授の
黒革の手帳には入りませんでした。

次回に続きます。

プロフィール

傳田 信行(Nobuyuki Denda)

Author:傳田 信行(Nobuyuki Denda)
1971年インテル日本法人(インテルコーポレーション日本支社)入社、1976年インテルジャパン株式会社が設立、インテルジャパンの社員第一号となる。
1993年アメリカ本社副社長に就任し兼務となる。
1997年、インテル株式会社代表取締役社長に就任。
2001年3月代表取締役会長を退任。
2001年7月傳田アソシエイツ株式会社設立、代表取締役に就任。

30年に及ぶインテルでの経験をもとにベンチャー育成及び投資、コンサルティング活動、また学生や企業幹部に向けて「ビジネスの起こし方」、「人生の生き方」、「リーダーシップ」、「インテルの経営手法」といった講義・ビジネスセミナーも多数行い、現在に至る。

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