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いよいよ腎臓移植へパート3

医師からの説明では左腎臓より出血があり現在も続いていて
一刻も早く手術をする必要がありますとのことでそのまま手術室に
直行しました。
カテーテルを右足付け根から挿入し体の中心にある動脈から
直角に腎臓に入っている動脈を止血材(クリップ)にて出血を
止める手術です。
そのため全身麻酔でなく局所麻酔を打たれましたので
医師達の会話が全部聞こえておりました。
画像を見ながら腎臓に直角に入る動脈の直径を測っている話しが
聞こえましたので止血するためのクリップの口径をどれにするか
決めているようでした。

カテーテルの細い金属が腎臓の動脈まで届いてどの様な方法で
クリップを止めるのか興味がありましたがまったく私には
見ることが出来ません。

さらに動脈をクリップ止めてしまいますと結局は腎臓に血液を送ることが
出来なくなるため最終的に腎臓は壊死してしまいます。
完全に腎臓が壊れてしまい機能停止します。

時計も夜中12時を過ぎていました。
医師から無事手術が成功に終わったことを告げられそのまま
ICUに運ばれそこで透析をすることになりました。

看護師さんは見覚えがある透析センターの人でした。夜間待機で緊急を要する
人が入院した場合の透析患者を担当し、ベッドで運ばれて来た私の顔を見て
驚いていました。

医師からは、今回は救急に早めに来ていただいたのでなんとか手術で
出血を止めることが出来ましたがもし痛さを我慢し明日の朝にでも
病院に行こうと考えてベッドで寝てしまったら永遠に起きる
ことはなかったでしょう、と言われました。

実はその夜は我慢して明日朝に病院に行こうと考えたことも
あったのです。  あー良かった、危機一髪で助かりました。

それから3月4日まで入院をしておりました。

退院し暫くしましたら左の腰辺りが出血した血液により大きく黒ずんできました。
内部で出血した血液は体が吸収していきますがその際は多少
体の体温が上昇します。当時の体温も37度位に上がりました。

体の黒ずんだ面積はかなり広がって腰回りから足の大腿部まで下がってきてました。

医師からは体が血液を吸収するまでこの状態は続きますので
待つしかありません、と言われました。
完全にこの黒ずんだ影が体から消えるのに一カ月以上の時間を必要と
しました。

退院した翌日2008年3月5日、午前中女子医大の田邉教授の診察が
ありましたのでこの件を報告するとともに教授から造影剤を使った
CT検査の結果左右両方の腎臓に小さな腫瘍があることを伝えられました。

今回左の腎臓は出血のため手術で動脈をクリップで止めてしまいましたので
腎臓は自動的に壊死しますので腫瘍も無くなりませんか、と聞きましたら
驚く話しを教授がしてくれました。

がん細胞は血液という栄養が来なくなると自分で近くの血管とか内臓に触手のような
もので取りついて新しくルートを作って生き残る生命力抜群な細胞だそうです。

腎臓移植をする上でどこかの臓器に腫瘍が少しでもあるとそれが
新しく移植した腎臓にどのような悪影響するか解らないので
摘出してしまうことになります。

今回私の左右の腎臓に腫瘍が発見されましたので腎臓の摘出手術は
決定です。

問題はその手術を何時するかですが今回の手術がありましたので
教授からは少し時間を取って5月25日に右腎臓摘出手術をする
ことで合意しました。

左の腎臓はその後6月に手術をすることになりました。

これで私の左腎臓は機能停止でその後6月に摘出手術、右腎臓は5月に摘出することに
なりましたので私から両方の腎臓が無くなってしまうのです。

次回に続きます。
プロフィール

傳田 信行(Nobuyuki Denda)

Author:傳田 信行(Nobuyuki Denda)
1971年インテル日本法人(インテルコーポレーション日本支社)入社、1976年インテルジャパン株式会社が設立、インテルジャパンの社員第一号となる。
1993年アメリカ本社副社長に就任し兼務となる。
1997年、インテル株式会社代表取締役社長に就任。
2001年3月代表取締役会長を退任。
2001年7月傳田アソシエイツ株式会社設立、代表取締役に就任。

30年に及ぶインテルでの経験をもとにベンチャー育成及び投資、コンサルティング活動、また学生や企業幹部に向けて「ビジネスの起こし方」、「人生の生き方」、「リーダーシップ」、「インテルの経営手法」といった講義・ビジネスセミナーも多数行い、現在に至る。

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