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まえがき

「傳田さん、終ったよ、上手くいったからね」
まだ意識のない中で急に耳元で声が聞こえた。

さらに「もう手術終りましたから目を覚ましてください」という女性の声。頭の中がまだ何が起こっているのかまったく理解できない。
少し間をおいて少しずつ目を開ける。 天井が見える。首を少し横に向けると人の顔がみえた。 自分の周りに何人かの人がいる。左側にいる人は田邉教授だ。 笑っている。
「手術が成功して今大量におしっこがでているよ」

ここは新宿にある東京女子医科大学病院中央病棟二階のICU(集中治療室)。2009年4月7日 午後4時 私の30年に及ぶ腎臓病との付き合いが腎臓移植によって終わりました。

私は1971年アメリカ インテルコーポレーション日本支社に入社しそれから2001年3月までの30年間働いてきました。とっても充実し満足のいく仕事をやり遂げた30年間でした。
実は腎臓病との付き合いも30年に及ぶ長い付き合いでした。腎臓病の慢性腎炎と診断されたのが80年代初めです。
その後は90年代後半からは体調が非常に悪くなり仕事にも支障がでるようになってきたのです。そして腎不全と診断され2000年6月からは聖路加国際病院で血液透析を始めることになりました。聖路加国際病院での血液透析は腎臓移植が行われる2009年3月末までの9年間に及びました。

腎臓移植までの過去10年間は本当にいろいろな出来ごとがありました。移植が行われる前年2008年は腎臓だけで3回の大変な手術があり今から考えてもよく生還したなと思えるほどの難手術でした。そして2009年の移植手術です。

私がいま感じるのは自分は生かされている。
何かの役目を持って生きているのだ。


と考えざるを得ないのです。
今までにいろいろな人達が私の周りに現れて、私を生かそうとサポートしてくれるのです。これは筋書きのないドラマです。本当に不思議なことが起こるのです。

自分の人生感、死生観、人は何のために生きているのかをこの腎臓病との付き合いの中で、(あえて腎臓病との戦いという言葉は使いません)私が感じたこと、思ったことをブログ形式にして記録として残しておきたいと思ったのです。
本当に多くの人達にお世話になっております。 人間一人ではない。必ず見守ってまたサポートしてくれる人達がおります。

私はこの人たちとの出会いとその時に思ったこと、感じたこと、自分に起きた現象など、これからブログで述べていきたいと思います。
このブログは週一回更新していきます。


プロフィール

傳田 信行(Nobuyuki Denda)

Author:傳田 信行(Nobuyuki Denda)
1971年インテル日本法人(インテルコーポレーション日本支社)入社、1976年インテルジャパン株式会社が設立、インテルジャパンの社員第一号となる。
1993年アメリカ本社副社長に就任し兼務となる。
1997年、インテル株式会社代表取締役社長に就任。
2001年3月代表取締役会長を退任。
2001年7月傳田アソシエイツ株式会社設立、代表取締役に就任。

30年に及ぶインテルでの経験をもとにベンチャー育成及び投資、コンサルティング活動、また学生や企業幹部に向けて「ビジネスの起こし方」、「人生の生き方」、「リーダーシップ」、「インテルの経営手法」といった講義・ビジネスセミナーも多数行い、現在に至る。

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